先日植えたマリーゴールドの芽が出てきました。
もう少し成長したら、共同栽培のレモングラス畑にコンパニオンプランツ(共生、共存植物)として植える予定です。
多様な植物の定植。
土や植物・虫~微生物などホリスティックな視点から栽培を進めています。
水蒸気蒸留デモンストレーション~八重桜&ローズレッド
今日は神奈川県厚木市妻田南で開催された【あつめぎミニまるしぇ】で八重桜&ローズレッドの水蒸気蒸留デモンストレーションを行いました。
先月の蒸留器とは異なり全部ガラス製のため蒸留の仕組みが分かりやすい反面、落としてしまうと割れてしまうので
風が強い屋外でのデモンストレーションは・・・蒸留器が倒れないかドキドキしました。
原料植物は塩に漬けておいた八重桜を使用。
塩に漬けることでアレオパシーが起こり液胞の中のクマリン配糖体がクマリンへ。
そうすると八重桜の特徴的な香りが強くなります。
ただ水蒸気蒸留ではクマリンは得られないので芳香蒸留水の香りはまた異なります。
ここに共通成分であるシトロネロールをもつローズ(ドライ・ローズガリカ)を加えてみました。
どちらも少量のため精油は採れませんが、芳香蒸留水はほんの少し杏仁風の香りがするフローラルに。
こちらは自分用の石けん作りに使用予定です。
ご質問があった原料植物の色の変化と残渣液の色
←蒸留前は八重桜もローズもピンクから赤色
→蒸留後は色が抜け茶っぽい部分も
(途中のため部分的にまだ花の色が残っています)
原料植物の八重桜とローズガリカ。
蒸留後は釜の水が赤色になり植物残渣は色が抜け薄茶へ。
これは2つの花に含まれる色素成分であるアントシアニンが水溶性のため、花から水に成分が移行し原料植物・残渣液の色が変化します。
また芳香蒸留水が透明なのはこの成分が移行しないためとなります。
今回は八重桜の塩を簡単に水洗いし落としてから使用したので植物残渣と残渣液を花壇の端に(念のため)肥料として加えましたが、塩がついたままだと残渣液は塩が溶け込んでいますので花壇にそのまま流すと植物を枯らしてしまう場合があります。
ご注意下さいね。
イベントでご質問を頂いた皆様 興味を持って下さりありがとうございました。
水蒸気蒸留デモンストレーション予定
2024年6月9日(日) 10:00-13:00【あつめぎミニまるしぇ】 植物 未定
2024年6月20日(木) 10:00-16:00【I’be Garden】植物 未定
詳細は後日ブログで案内をさせて頂きます。