自宅の八重桜の花もそろそろ散り始め、この数日間はたくさんの八重桜に囲まれていたので、次回は来年だと思うと何だか寂しいです。
八重桜は全国で神奈川県が生産量1位ですが、その中でも秦野市から出荷される八重桜が7-8割をシェアしているそうです。
2回目の納品はそんな秦野市の八重桜を花弁と花柄を出来る範囲で少数単位にして、溶剤が隅々まで入りやすい様に手仕事を。
目の前にこんな量の桜が集めることはなかなかないのでワクワクすると共にどのくらい手仕事に時間がかかるのか不安もありつつ・・・スタートした手仕事。
皆様のおかげで予定より少しオーバーしましたが宅配の持ち込み時間に間に合い無事に終了し、北海道北見市の研究所へ旅立っていきました。
どのくらいのアブソリュート精油が得られるのか?
楽しみに待ちたいと思います。
八重桜のピンク色はアントシアニン色素。
八重桜を塩に浸けるとアレオパシーの関係で水分が出てきますが、アントシアニンは水溶性なので液がピンク色に。
桜の塩漬けは様々な作り方がありますが、梅酢を入れると色が鮮やかになります。
これはアントシアニンのpHによる色の変化が関係しています。
また梅酢を入れることで少し酸性に傾くため腐食抑制にも。
八重桜の手仕事①で処理した桜の一部はインフューズドオイルに使いますが、アントシアニンは油には溶けないため色素はオイルへは移行しません。
インフユーズドオイルが完成したら「八重桜インフユーズドオイルの石けん(仮)」の講座とオイルの販売を開始します。
今回の八重桜は農家さんにお願いをしましたが、摘み取る方の高齢化や人手不足が今後の課題にもなっているそうです。
その様な側面の話を今年は伺ったりしながら、香りと共にお伝えを出来たらと思います。